柴原 陽子
しばはら ようこ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンⓇに在籍していた2002年にコーチングと出会い、2006年に人材育成・組織改革コンサルタントとして独立。Hotelierや家業であった伊豆熱川温泉旅館での「女将」経験とコーチングを活かし、ホテル・旅館を主としたホスピタリティ産業、その他組織の進化発展に向けた活動を行っている。
コーチ歴21年、コーチング時間3,000時間超
PCC(国際コーチング連盟認定Professional Certified Coach)
CPCCⓇ(Certified Professional Co-Active Coach)
プロフィール
1986年大阪ヒルトンインターナショナル(現ヒルトン大阪)開業時に入社し、人事部長付秘書を経てトレーニングマネージャーとして教育全般に携わる。2000年のユニバーサル・スタジオ・ジャパンⓇ(以下USJ)開業時に教育研修担当として転職し、2005年からはパーク全域、全部門のゲストサービス統括として、USJの初代ゲストサービス・クオリティー・マネージャーとなる。また、2006年から2022年の16年間、コーチングを学んだCTIジャパン(現株式会社ウエイクアップのコーチング部門)にてCPCCⓇ取得コースのトレーナーを務める。
人生の目的
「人は、変わりたいと思って行動すれば、誰でも、何度でも、いつからでも変われる」ということを証明すること
自分を作った物語
幼い頃、母が決めた服を着るのが当たり前でした。自分で選んだ服を着れば、すぐに着替えさせられる。お稽古事では母の期待に応えられず褒められた記憶は皆無。そんな日々に、自由を感じることはほとんどありませんでした。父は事業で忙しく、2週間に一度顔を合わせる程度。家族旅行も前触れなく、「明日からどこかへ行くぞ」と突然始まり、宿が取れず添乗員さん用の小さな部屋に雑魚寝したことも。
「すべてをコントロールしようとする母」と、「目の前の状況から自由に創り出す父」。正反対の価値観をもつ二人の間で育った私は、与えられた環境のなかで、自分らしい選択や表現を模索しながら歩んできたように思います。
そんな私の根っこには、父の口癖が今も息づいています。
「どんなに嫌な人でも、いつか世話になる時がくるかも知れない、と思って関わりなさい」
「人がお金を借りにきた時は、戻ってこないと思って渡しなさい」
「やりたいことや欲しいと思う気持ちは止められない。失敗したらその時考えたらいい」
これを実感として経験することになったのは、温泉旅館の女将時代と選挙に立候補したときです。
温泉地では、「人の欲」や「生きる力」、様々な人生に触れ、「常識とは何か」「何が幸せなのか」を深く考えさせられました。また選挙では、「本質とは何か」「志とは何か」に向き合い、人の心に響く人間的な魅力が自分になければ、また人の力を借りなければ実現できない世界があること、人の力を借りることの尊さを知りました。
自分の意思を貫いたことで「裏切り者」と呼ばれたこともあります。成功と失敗、出会いと別れ。そのたびに広がっていった新しい世界と、出会ってきた人々の存在が、私という人間の輪郭を少しずつ描き出してくれました。
何事も、まずは飛び込まないとわからない——そんな「好奇心の塊人間」になれたのは、これまで出会ってきた人たちのおかげだと、心から感じています。
「すべてをコントロールしようとする母」と、「目の前の状況から自由に創り出す父」。正反対の価値観をもつ二人の間で育った私は、与えられた環境のなかで、自分らしい選択や表現を模索しながら歩んできたように思います。
そんな私の根っこには、父の口癖が今も息づいています。
「どんなに嫌な人でも、いつか世話になる時がくるかも知れない、と思って関わりなさい」
「人がお金を借りにきた時は、戻ってこないと思って渡しなさい」
「やりたいことや欲しいと思う気持ちは止められない。失敗したらその時考えたらいい」
これを実感として経験することになったのは、温泉旅館の女将時代と選挙に立候補したときです。
温泉地では、「人の欲」や「生きる力」、様々な人生に触れ、「常識とは何か」「何が幸せなのか」を深く考えさせられました。また選挙では、「本質とは何か」「志とは何か」に向き合い、人の心に響く人間的な魅力が自分になければ、また人の力を借りなければ実現できない世界があること、人の力を借りることの尊さを知りました。
自分の意思を貫いたことで「裏切り者」と呼ばれたこともあります。成功と失敗、出会いと別れ。そのたびに広がっていった新しい世界と、出会ってきた人々の存在が、私という人間の輪郭を少しずつ描き出してくれました。
何事も、まずは飛び込まないとわからない——そんな「好奇心の塊人間」になれたのは、これまで出会ってきた人たちのおかげだと、心から感じています。
好きな言葉
- 和敬清寂
好きなこと
- 一人のカフェタイム
- お酒
- 虫の生態研究
大切にしていること
「動機善なりや、私心なかりしか」という生き方の哲学を、自分自身への問いとして常に持ち続けています。人が行動を起こす時に、見栄や体裁からではなく本来の動機が花開くよう勇気づけることを大切にしています。